概要
| タイトル | 西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館 |
| 会期 | 2025/03/11 - 2025/06/08 |
| 会場 | 国立西洋美術館 |
| 観覧料 | 2,300円 |
感想
アメリカのサンディエゴ美術館と国立西洋美術館の収蔵品合わせて約90点の展示。因みにサンディエゴ美術館は全て国内初公開だそう。
中世ルネサンスの時代から19世紀(印象派あたり)まで幅広い時代を扱いながら両館の収蔵品の違いを比べていくという、特定の画家にフューチャーした、普段よく見られるものとはひと味違った企画を立てていたのが面白いなぁと思った。
広い時代を取り扱うという特徴から、作品も特定の画家や派閥に集中せず、今回初めて目にした画家も多かった。その中でも個人的には、フランシスコ・デ・スルバランとウィリアム・アドルフ・ブーグローの作品が本当に良かった。
特にスルバランの「聖ドミニクス」が一番のお気に入りだったが、残念ながらミュージアムショップにポストカードがなかった…悲しいね…(なぜ犬のピンバッジとTシャツがあってポストカードはないのか)でも国立西洋美術館の収蔵品だから本物は機会があればまた見られる。今後もショップを覗いてポストカード化してないかチェックしておこう。
有名どころだとヒエロニムス・ボス(の工房)、エル・グレコ、ルーベンス、ドガ、ロートレックあたりが展示されていた。エル・グレコは久々に見たような気がするのでめっちゃ嬉しかったし、ルーベンスはいつ見ても本当に絵が上手い。
他にも自分で首捕れそうなガタイの良いサロメや、時代が進むにつれて可愛くなっていく赤子のキリスト(画家の赤ん坊の解像度が上がっていったのだと思われ)とかおもしろポイントもたくさんあるので結構楽しく見られるんじゃないかな。
西洋絵画、私はいつもSNSでイラスト見て「いいね」押すのと同じくらいの軽い気持ちで鑑賞していて、それで凄く楽しいのでどんな見方をしてもOKだと思う。それじゃ勿体ないと思うなら、中野京子先生の「怖い絵」シリーズとか読んで作品や画家の背景(歴史・エピソード)とセットで楽しむことを知ると面白くなるかも?
「どこ見る」展は美術鑑賞をする人が(多分)誰しも抱くであろう「絵画ってどこを見ればいいのか分からない」という疑問に美術館が答えようとした面白い企画なので、今回だけで終わりにせず今後も何かしらの形で続くと嬉しいね。